雨に強いバッグ 雨の日に使えるバッグはエナメルだけじゃない!

今日もしとしと雨ですね!

雨の日にエナメルバッグは安心ですが、多少の雨でずぶ濡れになる心配も無いなら

レザーバッグでお出かけも出来るんです。


最近の革は雨にも強く、熱にも強くなるような研究や加工がどんどん進んでいて、
車などに使う革は完全撥水加工の牛革だったりします。

やはり革のシートは座り心地が良いですよね。滑らないし、お尻を包み込んでくれる感じと

高級感がやはり違います。

バッグや靴に使う革も撥水加工を施した革もあるのですが

やはり少々自然な風合いが無くなってしまうのがデメリットです。

なので私は、革の完全撥水レザーは希望がない限りは仕入れないです。

車のシートやソファーなら何十年も使うものだし、分かるのですが

ファッションで持つバッグや靴で完全撥水を求めるなら

だったらもう革じゃなくて良くね??って思ってしまいますので



私はあえて完全撥水のレザーを仕入れる理由が無い。

靴は長靴履けばいいし、レインシューズ履けばいい。


でもバッグを長靴仕様な素材にするのは、なんとも嫌じゃないですか。
バッグはファッションの顔を言っても良いので。

 

なんで完全撥水の革を使わないのかというと
高いっていうのも一つの理由なんですが
高いのにやはり表面の革の質感がナチュラルじゃないので経年変化などを楽しめない。

簡単に説明すると、革の表面に水を弾く顔料を塗ってるわけなので
それが塗料っぽくなってしまうんですよね。

 

 

ではエナメルしかないじゃん!と思ってしまうのですが(豪雨の時はエナメル一択ですよ。なのでエナメルバッグは一つは欲しいですね!)

今日みたいなしとしと雨の日は、シルバー加工とかの革でもべつに心配なく持ち歩けます。
多少濡れたからってどうにもならないです。

今日アップしたこの辺のバッグは全然雨の日も使えますよ。
靴みたいに水が染み込んでくるほど濡れないので鞄は。

   



多少濡れたからといってどうってことはありません。

こちらのヌメっぽい牛革もとても良いので是非!めちゃくちゃ軽く仕上がってますよ!

良いですね〜〜。どっからどう見てもヌメ革なのにクロームなんです。

ヌメ革(ナチュラルタンニンで無染色で無脱色の本当に自然な革。飴色に変化していく経年変化を楽しめるがデメリットとして
化学の力を使っていないので、水染みや色むらが出やすく、綺麗に退化させるのは難しい。キシキシと軋む音がする硬めの革。VUITTONなどでもモノグラムと合わせて使われていますね。)

クローム革(化学の力を使った鞣で、ヌメには出せない、柔らかさ、しっとりさ、水への耐久、なめらかさ、シミになりにくい、などヌメのデメリットを全て化学の力でカバーしたのがクロームレザー。しかしヌメにある自然の風合いや素材の持ち味が無くなる)

 

 

 

 

クロームでありながらヌメにしか見えない、でもしなやかで柔らかく軽い。そしてベージュ系の中でも
かなり綺麗なベージュで本当ヌメ色ですよね!ヌメのように飴色に変化することも無く、ずっとこの色味をキープ出来て
使い込んでいく柔らかさや革の風合いは増していきます!めちゃくちゃ綺麗な日本を代表する姫路の革です。

少しクラシカルなローズの型押しが逆に現代のファッションのアクセントになる
古い型押しなのですが(昔からある型)それがまたリバイバルで可愛いですよね!

最近この手のちょっと昔の型押しがまた可愛さを増して来てます

ついに一周回りましたね笑
幅広い世代でおしゃれにお持ちいただける素材です!かなり良いのでおすすめです!

そのちょっと懐かしさがアンティーク風でまた可愛い地味めローズと
イタリアのキラキラ革を合わせたこちらもおすすめ!
この革めちゃくちゃ可愛いのですが追加できないので
残りもわずかなのですが

この薔薇ヌメと合わせることで素材の良さを双方引き立てた可愛い仕上がりになってます^^

 

 

 

 

前回人気で即完売した、W型押しのローズバッグもとても素敵な仕上がりになってます。
こちらの素材も品質がとても良い日本を代表する姫路レザーなので

こういうシルバー系は顔料で染めているのでマットなシルバーなんですが
こういう素材も雨への耐久が強いです。
つまり中まで水が染み込みにくいし、シミにならないんです。

じゃあ丸洗い出来るの?というのはまた別で
大量に水を吸い込んで干すと、水ジワになるし、ゴワゴワで元にもどらなくなります。


ウール100%のニットが多少濡れても平気だけど洗濯したら縮んだと同じです。

 

多分上記の理由から革は雨に弱いと思われているかもしれませんが

雨への耐久も進化しています。

 

クロームというのがほとんどの革です。大体クロームです。(化学薬品でなめす)
タンニンという言葉もよく耳にするかと思いますがタンニンは自然な草木の渋などで革を腐らないようになめした革になります。

ゴワゴワしていて固く軋みます。

タンニンは水への耐性にが弱いので水をそのまま吸収してしまい、シミになってしまいます。
これを防ぐために、アニリン加工(化学物質を使いオイルなどを染み込ませる)や半アニリン、半タンニンなども存在します。

 

なので革はさまざまな手法を使って

風合いを大事にしながら水に強くしたり
完全に水に強くするために風合いを無視して振り切ったり、
そもそも革の表面をウレタン加工してコーティングし、水の吸収を妨げたりとしているので

革=水に弱い 時代では無くなってますよ^^ 長靴と比べたら弱いですけどw

 

革の長靴が不要なように、完全防水の革のバッグも不要だと私は考えるので

多少の雨でも大丈夫!ということをお伝えしたいのです^^

そして多少の雨でも大丈夫!な素材のほうが幅が広く色々あるので^^

エナメルも選択の一つですね!

 

梅雨に向けての雨対策にはやはりエナメル革が良いですが

しとしと雨の日だからといって、お気に入りのバッグを使えないというわけじゃないので
私はふつーに使ってます。

 

こちらのブラックの薔薇バッグもツルッとしたスムースレザーでクローム加工なので

雨への耐久もバッチリです!

濡れてしまったらさっと拭いてあげて、しっかり乾かしてから収納すれば問題ないですよ!

収納の際に新聞紙をバッグに入れておくと墨パワーと湿気を取ってくれるので

カビが生えにくくなります。

 

こちらも春にピッタリなブラックローズの素敵な素材なので

革用の防水スプレーをしてあげて雨の日も関係無くDAYで使えるバッグです^^
通勤やお稽古にもおすすめです!

がばっと開くのでワンコバッグにもおすすめ!小さなワンコならちょうど良いかもですね^^

 

 

雨の日に使えないから革のバッグはちょっと、、、と懸念されている方は
最近の革バッグは雨にも強いんだ!と情報をアップデートしてくださいね!

 

もちろんこれから梅雨に向けてエナメルバッグはマストなのでどんどん仕込んでいきますが、
エナメルはピカピカしすぎて仕事場には不向き、、、という方は

こちらの薔薇のバッグとかめちゃくちゃおすすめです^^

さっと拭けば実は大丈夫なので是非ご愛用くださいね!

 

今回もお求めやすいお値段で可愛い革のバッグをたくさん仕上げました!

是非日常に上質な革素材を長くご愛用いただけますと嬉しいです!

 

 

ページトップ